講演会「企業活動における失敗知識の活用」

―化学物質・プラント分野における失敗知識データベースの活用―

 

主催:(社)化学工学会関東支部

共催:(社)化学工学会安全部会

協賛:   安全工学協会

 

近年、化学関連産業はますます高度化・複雑化してきており、そのため、化学物質を取り扱う企業では、化学物質がもつ潜在的な危険性のため、未然に災害発生を防ぐための絶え間ない努力と活動を行ってきています。その活動のひとつとして、過去の事故事例を収集・解析して、得られる失敗知識や教訓を有効活用することは有力な手段となります。また、日常的に多発するヒヤリハット事例(大きな事故に繋がらなかったがその危険性をはらむ事例)を収集・解析することも、事故の未然防止と安全への啓蒙に役立ちます。

本講演では、化学物質・プラント分野における災害発生防止を目的として、代表的な失敗事例を収集・解析した「データベースの構築」と「教訓・知識の体系化」、「ヒヤリハット事例解析」などの事業に携われた講師の方々に講演を頂きます。さらに、既に企業活動へ失敗知識とヒヤリハット事例解析を有効に活用している企業側の講師を招き、活用方法と事例、活用するために重要となるポイントなどをご紹介します。

 

日 時 2005年 10月21日(金)

会 場 (社)日本化学会 7階ホール〒101-0062 千代田区神田駿河台1-5

募集人員 100名

参 加 費   正会員 12,000円、大学・官公立研究機関の正会員 7,000円、学生会員 1,000円、化学工学会の維持・特別会員の社員の方 14,000円、会員外 17,000円です。

申込方法  申込用紙に所定事項を記入し、事前に下記までお申し込み下さい。尚、請求書をご希望の方は請求書要と明記して下さい。

支払方法  受付後、参加証と共にお送りする振替用紙にて事前にお振込み下さい。当日会場での現金支払いも可能ですが、当日になってのキャンセルの場合も参加費のご請求をさせていただきます。

申 込 先 〒112-0006 東京都文京区小日向 4-6-19 共立会館内(社)化学工学会関東支部  

TEL :03–3943–3527 FAX : 03–3943–3530  E-mail : scej-kt@red.an.egg.or.jp

 

プログラム

1.化学分野の失敗知識DBと知識の体系化         (9:30〜10:20)

横浜国立大学 安心・安全の科学研究教育センター 田村 昌三 氏

( 休 憩 )

2.化学プラントにおける失敗知識の活用                  (10:30〜11:20)

オフィスK(元日石化学) 小林 光夫 氏

3.企業活動における失敗知識の活用事例                  (11:20〜12:10)

三井造船(株)BPS推進室 手塚 則雄 氏

( 昼 休 )

4.化学プラントにおけるヒヤリハット事例の解析と応用    (13:10〜14:00)

神奈川県産業技術総合研究所 若倉 正英 氏

5.企業活動におけるヒヤリハット事例の活用事例(仮題)(14:00〜14:30)

三菱化学(株)環境安全・品質保証部 田口 直樹 氏

( 休 憩 )

6.事故から学ぶ技術者倫理                       (14:40〜15:30)

東京農工大学 技術リスクマネジメント専攻 中村 昌允 氏

7.パネルディスカッション                       (15:30〜16:30)