化学工学会関東支部行事一覧


世界経済の拡大に伴うエネルギー需要の増大や原油高騰および地球温暖化防止などを背景に、石油代替燃料の実用化に向けた開発が行われています。
本講演ではエネルギー政策や環境の観点から総論を解説し、代表的な代替燃料製造技術として、バイオマス燃料(BTL)、ジメチルエーテル(DME)、Gas to Liquid技術(GTL)を紹介します。
さらに、ガソリンおよびディーゼルエンジンへの利用について、ユーザーの視点からの評価に関する講演ならびにパネルディスカッションを行う予定です。

今、まさに注目されている「石油代替燃料」についてのホットな講演にぜひご参加下さい。 皆様のお申込みをお待ちしております。
尚、申込みは先着順となっておりますのでお早めにお申込み下さい。



日  時  2007年7月27(金) 10:00 〜 17:00
会  場  東京理科大学 森戸記念館 第一フォーラム
協  賛  (社)日本エネルギー学会     (社)石油学会 
定  員  50 名 (定員になり次第締切)
参 加 費  正会員 (協賛団体含む):15,000円、   法人会員:20,000円、    学生会員:2,000円、   会員外:30,000円
プログラム  
時 間 講 演 講 師
10:00-10:50 「新エネルギー政策と石油代替燃料の必要性」 東京工業大学    柏木 孝夫氏
 
10:50-11:40 「GTLの現状と展望」 日揮(株)       猪俣   誠氏
 GTLプロジェクトの現況、市場、経済性、環境の観点からLNGや石油精製と比較しながら概説した後、
 最近の
技術動向、GTL、BTLについて触れる。

12:40-13:30 「DME直接合成技術の現状と展望」 JFE技研(株)    大野 陽太郎氏
 スラー床反応器によるDME合成の開発経緯、スケールアップ技術、各種原料からの生産システム、
 今後の展望を紹介する。

13:30-14:20 「FT合成およびワックス水素化分解における高性能触媒開発」 新日本石油(株)    関 浩幸氏
 クリーン燃料製造に不可欠なFT合成およびワックス分解用触媒の開発について述べる。
 FT合成では、液相含浸法を用いた助触媒の担持をワックス分解では、ナノゼオライトを使用した
 ハイブリット触媒を中心に各触媒の高性能について説明する。


14:35-15:25 「国内外のセルロース系バイオマスからのバイオエタノール製造技術の現状と展望」 (社)アルコール協会  山田 富明氏 
 特にバイオエタノールを取り巻く米国、ブラジル、EU及び日本を含む最新の国際動向、及びセルロース系
 バイオマスの国内外の原料事情を概説する。さらにセルロース系バイオマスからのバイオエタノールの改
 札状況、NEDOプロセスの技術内容やコスト試算、エネルギー収支などについて解説し、今後を展望する。

15:25-16:15 「将来型ディーゼルエンジン開発から見た代替燃料のあり方」 (株)いすゞ中央研究所 西村 輝一氏
 ここ数年、ディーゼル車は欧州を中心にその熱効率の高さゆえ、そのシェアを伸ばしている。
 さらにクリーンで、高効率なディーゼルを達成するにはエンジン本体の改良や軽油の改良では限界があ
 り、代替燃料に期待大である。


16:25-17:00  パネルディスカッション (司会)東京工業大学 柏木 孝夫氏
 
お問い合せ  (社)化学工学会関東支部 事務局
 TEL:03-3943-3527   FAX:03-3943-3530   E-mail:info@scej-kt.org


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