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2007年度千葉コンビナート講習会


大型化、省人化の進んだコンビナート各プラントは、将に技術伝承の問題に直面しています。
今後のコンビナートの更なる発展に向け、これまでの運転・メンテナンスノウハウや失敗知識の活用が欠かせません。
団塊の世代の退職時期到来、伝承すべき中堅層の確保の困難さ、少子化傾向の中での将来を担う若年層の不足という、2007年問題が現実の問題となった現在において、如何に技術伝承を図るか、失敗知識や疑似体験学習を通じた安全教育、シミュレータを用いた立上げ・立ち下げ制御、異常時対応、運転制御、プラント設計等、ベテラン層の培ってきた智慧を伝承し、今後の更なる発展に結びつけるため、様々な取組みがなされています。

今回、千葉地区に、各界の専門家をお招きし、コンビナートの更なる発展に向けた技術伝承の取組みについて、ご講演をいただく機会を設けました。
関心をお持ちの方多数のご参加をお待ちします。 また、講習会の後、講師の方々を交えて、フリーディスカッションの場を設けましたので、併せて、ご参加をお願いいたします。

尚、申込みは先着順となっておりますのでお早めにお申込み下さい。



日  時  2007年 11月 27(火) 13:00 〜 17:30
会  場  住友化学(株) 千葉工場  姉ヶ崎地区講堂 
   〒299-0195 市原市姉崎海岸 5番地1号   TEL 0436-61-1312
   JR姉ヶ崎駅より、タクシー(10分程度)をご利用下さい。

共  催  (社)化学工学会安全部会
定  員  80 名 (定員になり次第締切)
参 加 費  正会員 (協賛団体含む):9,000円、   法人会員:11,000円、    学生会員:2,000円、   会員外:15,000円
 ※1事業所 6名以上の申込みで、1人あたり1,000円割引致します。
プログラム  
時 間 講 演 講 師
13:00-13:10 (挨拶)化学工学会関東支部第2企画委員長  綜研化学(株) 山本 一己 氏
(挨拶)工場長ご挨拶  住友化学(株) 小中 力 氏

13:10-13:50
技術伝承に向けた「見える化」  (株)三菱総合研究所  宮崎 洋氏
日本企業が競争力の源泉として築き上げてきた技術力は公的な資格などの形式知だけでなく、長年現場で積み上げてきた経験に裏打ちされた技能やノウハウなどの暗黙知による部分が大きいと考えられます。こうした言わば匠の技を継承していくためには、組織や個人の保有する技術をできる限り共有化されたプラットフォームの上で表現しその構造を「見える化」することが大変有効となります。三菱総研では独自の手法であるTRM(Technology Resource Management)を開発し、さまざまな業態の技術系企業の技術の「見える化」と技術管理戦略に活用してきています。今回は技術の伝承における「見える化」の効用を事例をまじえてご紹介いたします。


13:50-14:30
運転訓練シミュレータ活用状況  (株)オメガシミュレーション
    川村 継夫 氏・ 木全 孝之 氏
熟練運転員の大量退職を引き金とした技術・技能の伝承問題解決や、大型化・複雑化する設備の立上げ・立ち下げ・異常時対応等、より安定・安全な運転方法を確立するため、運転訓練シミュレーターの導入は現在のコンビナートには欠く事ができない方法論と思われます。こうしたシミュレーターの最近の開発状況、活用状況について導入事例をまじえ報告します。


14:30-15:10
三井化学技術研修センターでの人材育成 三井化学(株) 半田  安 氏
三井化学では、化学プラント運転員の人材育成を専門とする組織「技術研修センター」を2006年5月に設置しました。2006年10月には、茂原にある工場内に研修施設を完成し研修を始めてきており、「安全」、「運転」、「設備」の全てに強い運転員の育成を目指しています。技術研修センターで行われている、失敗知識や疑似体験学習を通じた安全教育、運転操作訓練等の概要をお話します。


15:30-16:10
造船現場の技能伝承について  三井造船(株) 松尾 伊知郎 氏
三井造船(株)の千葉造船工場では作業者の高齢化が進み、かつ高操業の状態です。その環境の中で仕事をしながらの技能伝承は困難であるため、2007年1月に“技能伝承センター”を開設し、低技量者の早期育成と中堅への高度技能伝承を目的に活動しています。そこで今回、造船の製造現場にて取り組んでいる技能伝承状況について御紹介致します。


16:10-16:50
若手からみた技術伝承  旭硝子(株)  中瀬 敬子 氏
私自身が、技術伝承をされる側として学んできたことを、同じ手法で今の新入社員に教えようとしても、伝えたいことが上手く伝わらないことを感じています。教える側と教わる側には、異なった価値観や考え方があることを認識した上で、教える側が相手に合わせて、何をどのように教えるかを変えていく必要があるのではないかと、最近考えさせられる機会が多くなりました。そこで、私自身のこれまでの経験を踏まえ、若い?視点からの技術伝承についてお話できればと考えております。


16:50-17:30
何をすれば技術伝承になるのか?  東京工業大学資源化学研究所
             仲   勇治 氏
「技術伝承」は最近最も目にする言葉であるが、それがもつ意味やレベルはさまざまである。後競争的な性格を持つ技術伝承の質が維持できなくなり、物作りに不気味に影響を及ぼし始めている。プロセス産業に関わる技術伝承について考えてみる。

18:00-19:00 フリーディスカッション
 
お問い合せ  (社)化学工学会関東支部 事務局
 TEL:03-3943-3527   FAX:03-3943-3530   E-mail:info@scej-kt.org


 ※おかげさまで定員に達しましたので、申込みを締切りました。