2025年12月09日

「エネルギー多様化で挑む、コンビナートのカーボンニュートラル」

主催：（公社）化学工学会 関東支部

世界的に地球温暖化による気候変動が深刻化しており、脱炭素社会の実現が強く求められています。本講演会では、石油精製・化学等のプラントにおけるカーボンニュートラル実現に向けた取り組みや技術について、エネルギー多様化の観点から幅広くご紹介いたします。水素、バイオマス、再生可能エネルギー、化石燃料の有効活用など、多様な選択肢を活用した挑戦の最前線を知る機会として、ご参加を心よりお待ちしております。

日時：　2026年 2月17日(火)　 13：10 ～ 17：00　

会場：　東京理科大学 森戸記念館　およびオンライン　（ハイブリッド開催）
　　　　対面開催地：〒162-0825 東京都新宿区神楽坂4丁目2−2
　　　　　https://www.rs.tus.ac.jp/jsmpem22/access_morito.pdf

募集人員：　会場 50名＋オンライン 100名
　　　　　　※ お申し込み時に「会場」または「オンライン」を選択してください。
　　　　　　※ 会場参加は先着順とし、上限を超えた場合はオンラインとさせていただきます。

募集締切：　2025年 2月6日（金）

参加費：　正会員 9,000円　､法人会員社員 12,000円　、会員外 15,000円　、学生会員 2,000円
　　　　　※ 締め切り後のキャンセルの場合には、参加費をご請求させていただきます。

懇親会：　講習会終了後、東京理科大８号館２階にて、講師も参加の懇親会を開催いたします。
　　　　　参加を希望される方は、講演会お申込時に「懇親会参加」もあわせてご選択ください。
　　　　　参加費は、3,500円　とさせていただきます。

〇案内PDF　：https://www.scej-kt.org/gyouji/2025/20260217complex2025.pdf

申込フォーム：https://e-ve.event-form.jp/event/120914/20260217
　　　　　　　

問い合わせ：　公益社団法人　化学工学会関東支部　
　　　　　　　〒112-0006 東京都文京区小日向4-2-8大樹生命文京小日向ビル4階
　　　　　　　E-mail：info@scej-kt.org

【　プログラム　】　　

＜開会挨拶＞　
13：10 ～ 13：15　　公益社団法人 化学工学会 関東支部　担当幹事 　　片山　学

＜講演＞

13：15 ～ 13：50
「素材産業の国際競争力強化に向けた産業政策」　 経済産業省　　土屋　博史　氏

今後、素材産業がカーボンニュートラルを目指しつつ、多様な変革の要請に的確に対応し、今後も国際競争力を維持・強化していくためにどのような取組が必要か、今後の素材産業の方向性について、GXの政策動向とともにご紹介。

13：50 ～ 14：25
「コンビナートにおける産業間連携によるカーボンリサイクルの検討」
　　　　　                       コンビナート高度統合運営技術研究組合　　見目　勇生　氏

日本のカーボンニュートラル実現へ、川崎・周南両地区でCO₂回収・再利用（CR）事業の実現可能性を調査。川崎はメタン、周南はメタノールを基幹物質とし、地域連携による低コスト・高効率な脱炭素化モデルを検討した。

14：25 ～ 15：00
「都市ガス業界のカーボンニュートラルに対する取り組み」
　　　　　                                                       一般社団法人日本ガス協会　岡田　修一　氏

都市ガス業界では、2030年度に合成メタン（e-メタン）やバイオガスの1％供給、2050年にカーボンニュートラル化を目指した取り組みを進めている。本講演では、取り組みの最新動向と事例について紹介する。

15：00 ～ 15：10　　【　休　憩　】

15：10 ～ 15：45
「アンモニアサプライチェーンに係る取り組み」 株式会社JERA　　長尾　隆司　氏

国内最大規模の発電事業者として「JERAゼロエミッション2050」を掲げ､再エネとゼロエミ火力の相互補完等により取り組みを進めている｡水素・アンモニアサプライチェーン構築に関する技術開発として、アンモニアクラッキングを中心に紹介する｡

15：45 ～ 16：20
「ＩＨＩグループにおけるアンモニアバリューチェーン構築の取り組み」
　　　　　　　　                                                               株式会社IHI　　阿波野　俊彦　氏

脱炭素燃料として、そして、海外の豊富な再エネやＣＣＳ等の「環境価値」の輸送手段として、世界的に注目され、いよいよ社会実装段階に入ったアンモニア。その要となるバリューチェーンをつなぐ取り組みを紹介する。

16：20 ～ 16：55
「石炭ボイラでのバイオマス利活用によるカーボンニュートラルへの貢献
　　～出光のブラックペレット事業～」             出光興産株式会社　　中塚　清次　氏

石炭代替バイオマス燃料であるブラックペレットについて、年産 12 万トンの製造能力を持つ、世界最大規模の生産工場を建設し、商業運転を開始した。石炭ユーザーの脱炭素を実現するための現実解の一つとして、ブラックペレットの紹介とサプライチェーンへの取組を紹介する。

＜閉会挨拶＞　
16：55 ～ 17：00　　公益社団法人 化学工学会 関東支部　第二企画 委員長　金子　安延

＜懇親会＞（会場参加者の希望者／別会場へ移動）
17：20 ～ 19：20　　東京理科大学８号館２階